GHQに消された世界的ベストセラー作家

戦前

日本

どもたちに

えたかったこと 

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あなたは、この日本人作家を知っていますか?

彼が明治39年に出版した本は、刊行からわずか数年で1,000回を超える増刷を記録。


戦後最大のベストセラーとされる本ですら原書の増刷は108回ですので、当時非常に多くの日本人がこの本を読んだことになります。さらに、彼が書いたこの本は日本だけでなく、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、中国、ロシアなど、15か国で翻訳され、世界的ベストセラーとなりました。


戦前、こんなにも多くの国々で熱心に読まれ称賛されましたが…なぜか戦後、彼の名前は表に出てきません。

いったい、なぜなのでしょうか?

写真提供:松山市立子規記念博物館

世界的ベストセラー本・誕生秘話

「生きてる、生きてるぞ」

右手首を撃ち抜かれ、骨は砕け、銃弾で受けた傷は11箇所…死体と間違われた彼は、火葬場に移送される途中で息を吹き返した。

彼が負傷したのは、日露戦争でもっとも熾烈を極め、多大な死傷者を出した旅順総攻撃。1万人以上の日本人が死傷した第一回旅順総攻撃は、敵も味方もごった返しだった。どちらが敵か味方かわからないところに、敵兵は砲弾を撃ち込んでくる。死体は三層にも四層にも重なり、足の踏み場もなかった。目も当てられない惨状だった。彼が倒れた右手には親友がいた。左にはロシア兵がいた。足元にも誰かがいた。

しかし、誰も助からなかった。

彼も同様で、あまりの傷の酷さに、数時間後には絶息すると思われたくらいだった。しかし、彼は奇跡的に生き延びた。その後、彼は1年間にも及ぶ療養中に、利き手ではない左手でその壮絶な体験記を執筆。これが世界的ベストセラーとなるのである。

写真提供:松山市立子規記念博物館

写真提供:松山市立子規記念博物館

世界が称賛した日露戦争実戦記

元内閣総理大臣の大隈重信が、この実戦記を各国の元首に進献。大きな反響があった。


そのなかでも、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領は、この実戦記に深い感銘を受け2人の息子に読み聞かせた。この実戦記で描写された一兵士の英雄的行為に感動し、彼と大隈に対して感謝と敬意を述べる書簡を送っている。

アメリカ第26代大統領 セオドア・ルーズベルト

また、ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世は、第一次世界大戦前にドイツ全連隊にこの実戦記を配布し、「この書によって日本軍隊の真価を知れ」と命令したという。さらにイギリスでも、陸軍士官の教育課程で副読本として使用されたのだ。

ドイツ皇帝 ヴィルヘルム2世

各国の軍人の心を熱くし、戦地で戦う心構えを学ぶ本として選ばれたこの実戦記は、軍人以外の人々の心をも掴み、瞬く間に世界で翻訳され、世界的ベストセラーとなったのである。

彼の実戦記は、日本国内のみならず世界でも爆発的な人気を博し、一軍人としては異例の明治天皇への拝謁も許可されています。当時の彼の階級は中尉。この階級で天皇に拝謁が許された例はそれまでになく、日本そして世界でそれほど注目されていたのです。

それなのになぜ、戦後、彼の名は表に出てこなくなってしまったのでしょうか?

写真提供:松山市立子規記念博物館

彼の名は「櫻井忠温」

(さくらい・ただよし)

愛媛県松山生まれの軍人です。松山歩兵第22連隊に入隊し、日露戦争では小隊長として出征。先ほどの実戦記のほか、多くの本を出版し、映画脚本や新聞雑誌も執筆していました。その活躍は、同じ時代に作家として名を馳せた夏目漱石や森鴎外にも劣らないといえそうです。しかも、どの日本人作家も成し遂げられなかった世界的ベストセラーを生んだにもかかわらず、櫻井忠温の名は、教科書には載っていません。


なぜ、櫻井は戦後の日本では忘れ去られてしまったのでしょうか?じつはその背景には、戦後の日本人に意図的に植え付けられた歴史観との深い関係があったのです。

写真提供:松山市立子規記念博物館

GHQが危険視した櫻井忠温

櫻井忠温の本は、戦前まで当たり前に本屋に並び、当たり前に一般家庭の書棚に並んでいました。しかし、戦後の日本を占領したGHQによって、14冊以上も “禁書指定” されます。流通を止められ、戦後の日本から葬り去られてしまったのです。


数々の著名人の著作が禁書対象となるなかで、櫻井の著作の禁書対象冊数は、上から6番目に入るほど。さらに戦後、GHQの指令により陸軍を退役していたにもかかわらず、戦時下での講演活動を理由に公職追放にもなっています。


なぜGHQは櫻井忠温に目をつけ、彼が書いた本を日本人から隠したのでしょうか?

その理由が如実にあらわれている本があります。

昭和8年、日本が国際連盟を脱退し、激動の時代に突入していく年に出版されたこの本は、櫻井がこれからの未来を担う日本の子どもたちに向けて、戦争のリアルを書いたものでした。

櫻井は、戦争を経験したことがない子どもたちに何を伝えたかったのか。

国際社会から孤立し、窮地に立たされようとしていた当時の日本で、日本人には何が重要だと伝えようとしていたのか……


戦後、禁書処分されていたこの本を78年の時を経て、復刻・再出版しました。

※左が原書、右が復刻版です。

櫻井忠温が子どもたちのために書いた本には、

このようなことが書かれています。

仕掛けられた戦争だった?

戦車・飛行機・機関銃・毒ガス

戦争はどう始まり、どう終わる?

日清、日露、満洲事変が起きた本当の理由

明治〜昭和で兵器はどう進化したか?

意外と知らない戦争のルール

軍隊が必ず持つ「軍旗」とは何か

戦争に勝つ手段は、新聞にある」

どこの国の兵隊が一番強いか?

アメリカ・イギリス・中国とは180度違う日本の軍旗の意味

ドイツが第一次世界大戦で負けた本当の理由

フランスでもイタリアでもロシアでもない。日本と同じ島国だった

動物たちも戦った

「母に立派に戦死したと伝えてください」

兵に慕われるリーダーとは

軍馬、軍用犬、伝書鳩…世界で奮闘した動物たちの物語

乃木希典、児玉源太郎、大山巌…櫻井忠温が見ていた司令官の姿

櫻井忠温が綴った一兵士たちの最期

全滅するとも、敵にかえすな!」

予見されていた第二次世界大戦

軍神と称された橘大隊長の叫び

櫻井忠温が見ていた中国をめぐる世界の動向とは

この本を読むと、日本人が経験した戦争とはいかなるものだったのか、先人たちは何のために命がけで戦い、何に未来を託したのかがわかり、戦後私たちが持ち続けてきた歴史観がガラガラと崩れていくかもしれません。


とはいえ、この本は暗に戦争を美化しているわけでも正当化しているわけでもありません。

櫻井忠温が見て経験した本当の戦争が書かれています。


晩年、櫻井は自伝でこう語っています。

“私自身、「戦争」という悲しい約束がありました。そのため多くの友人を失い、多くの兵士を殺しました。功名心に燃えた一士官ではあったが、ただ土の上に徒らな血を流したに過ぎなかったのでした。その血の思い出は五十余年の昔に去ったとしても消ゆるものでもありませぬ。不幸にして死んだ人々の身の上話も、私の筆に残るなら、地下の彼等も喜んではくれますまいか”

(出典:櫻井忠温. 哀しきものの記録. 文藝春秋新社, 1957. p.295.)

写真提供:松山市立子規記念博物館

櫻井が日本人に伝えたかったこととは?

GHQはなぜ、世界的ベストセラー作家を徹底的に消し去りたかったのか?

ぜひ本書を手にとって、あなた自身で感じてみてください。

子供

戦争

のための

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子供のための戦争の話 目次

軍旗は我等の魂

なぜ戦争が起きるか?

軍旗の由来

血染の軍旗

分捕った軍旗

外国の軍旗

十年毎に変わる新しい戦争

漫画の戦争

戦争と兵力

大砲と人との割合?

ドイツは張り切れるほど

国家総動員

国民みな兵

科学の戦争

陸上の怪物

にせ物の東京市街

弾が水のように出る機関銃

大空を撃つ大砲

空中戦時代

空中軍艦

空の犠牲

落下傘

航空の道しるべ

毒の戦争

宣戦とは?

宣戦前の開戦

休戦とは?

負傷兵に対し

死者への供養

戦争の死者

軍使

捕虜とは?

講和

戦争の終わり

第二の世界戦争

大砲や鉄砲の戦争ばかりではない

宣伝戦にドイツはどうして負けたか

新聞も戦争をする

イタリア皇帝の激励

女の首

ドイツ軍への紙の弾

女の髪を火薬に

我が国の新聞と戦争

日露戦争と日本の宣伝

宣伝一方の支那

ポスターとビラ

日本と満蒙

チャンチャン坊主との戦争

―日清戦争

明治大帝広島へ

世界の檜舞台へ

日清戦争の頃―ある老兵士の話

赤髭との戦争

―日露戦争

肉を弾丸とし

兵力足らず

其の結果は

ロシア無礼

スクリーンの上に映る戦争

欧州戦争のとき

戦争映画

満洲事変と活動写真

世界の嵐

―欧州戦争

戦争とか弱き女性

一発のピストルから

雪のシベリア

ドイツへたばる

貴金属を

勇敢なる女王

戦争と看護婦

女性の出陣

身の程知らぬ支那軍

―満洲事変

戦争には何を着るか

動脈を切る

張さん馬鹿

馬占山

錦州入城

馬占山遁に げる遁げる

熱河一蹴り

寒い国での兵士の着物

戦場にひびく馬蹄の音

馬はどれほど出たか

揚子江岸の血の雨

―上海事件事変

犬も戦場の役者

我が僧殺さる

肉弾三勇士

白川大将上陸

主に別れた犬

空を使する鳥

空の兵・地の兵

ポケットの鳩

馬や犬にも勲章

歩兵は

騎兵は

砲兵は

工兵は

航空兵は

輜重兵は

未来派の戦場

音で殺す

ロボットの戦争

夜も見える

戦はどうしてする?

壁に耳あり

敵を捜すには

斥候

軍を進めて

敵近づくと見れば

夜の警戒

いくさの間は

草の上の詩人

攻撃か防御か

*本書は、櫻井忠温著『子供のための戰爭の話』(昭和八年六月五日発行 一元社刊)を底本とし、紙幅の都合上、一部の章・項目を割愛しております。

著者紹介

櫻井 忠温

(さくらい ただよし)

明治12(1879)年、愛媛県松山生まれ。明治34(1901)年、陸軍士官学校卒業後、松山歩兵第22連隊に入隊。日露戦争では小隊長として出征。乃木希典大将が率いる旅順攻囲戦で瀕死の重傷を負う。


帰還後、実戦体験をもとに小説『肉弾』を執筆し、明治39(1906)年に刊行。近代戦記文学の先駆けとして日本だけでなく、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、中国など15か国で翻訳・出版され、世界的大ベストセラーとなった。


大正13(1924)年以降、陸軍省新聞班長を務め、昭和5(1930)年、

写真提供:松山市立子規記念博物館

陸軍少将で退役。画技にも秀でており、夏目漱石の『坊っちゃん』復刻連載時に挿絵を担当した。


著書に『銃後』『黒煉瓦の家』『銃剣に耕す』『大将白川』『乃木大将』などがあり、14冊以上の著書が戦後GHQによって焚書処分されている。昭和40(1965)年死去。享年84歳。

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GHQ焚書アーカイブスとは?

『GHQ焚書アーカイブス』は、戦後GHQによって密かに没収・廃棄されていた書物、あるいは歴史の闇に埋もれてしまった絶版本や重要史料を読み解き、動画講義としてお届けしていく会員制サービスです。

毎月2回、最新動画を配信しています。


GHQが焚書処分した書物は、政治・経済・歴史・軍事・思想・文学など、7,000冊以上と膨大な数にのぼります。い知識が要求される専門書も多いうえ、旧字体や古い文語体で読みにくいものもあれば、むやみに触れば破れてしまうような状態の悪い古書も数多く存在します。


しかし、そんな書物の中には、GHQが恐れた日本人の本当の歴史、失われた魂が眠っています。


そこで、本サービスでは、名だたる大学の名誉教授や一流研究者にご協力いただき、各専門分野に応じた書物を選定。体も本の状態も読みにくい書物たちを丁寧に読み解いて、分かりやすく解説。代の私たちにとって驚くような内容をお伝えしています。


また、私たちはこの会員制サービスの収益を元に、過去にもいくつかの出版社が労力と利益が見合わず撤退した焚書書籍の復刻を続けています。このページの『復刻版・子供のための戦争の話』も、そのうちの一冊です。

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GHQが秘密裏に行った “焚書” についての動画もあります。あわせてご覧ください。

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(参考文献)

井忠温. 肉弾-旅順実戦記. 中央公論新社, 2016.

株式会社講談社. “黒柳徹子さん『窓ぎわのトットちゃん』がギネス世界記録™に認定”. 2023-12-18.

https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2023/20231218_tottochan.pdf

櫻井忠温. 肉弾. 明元社, 2004.

櫻井忠温. 哀しきものの記録. 文藝春秋新社, 1957.

西尾幹二. GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本. 株式会社徳間書店. Kindle 版. 付録

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